こんにちは、大型建造の沼にどっぷりハマっている ursm です。新機能と「正式リリース」についてお伝えします。
Hubot integration (experimental)
Idobata に Hubot を住まわせられるようになりました。詳しい手順は hubot-idobata の README をご参照ください。
hook に対する bot の決定的な違いは「メッセージを受け取れる」点です。Idobata に流れてきたメッセージをトリガーにして何らかの処理を実行したり、問い合わせに答えたりすることができます。
技術的には Hubot 以外の bot を一から作ることもできるのですが、API について決め切れていない部分が多いため、現時点では Hubot のみのサポートとさせてください。もちろん、hubot-idobata の実装から API を推測してオリジナルの bot を作っていただくことは何ら問題ありません (が、予告なく変更される可能性が大いにありますことをご了承ください)。
Idobata for iOS
Idobata の iOS アプリケーションをリリースしました。WebView をペロっと貼っただけの簡単なものですが、mention をプッシュ通知で受け取る機能を備えています。ゆくゆくはネイティブ化したいなあ、と考えています。
画像のアップロード
読んで字のごとく画像をアップロードできるようになりました。generic hook からも使えます。ゆくゆくはドラッグアンドドロップやコピーアンドペーストでのアップロードに対応したいなあ、と考えています。
Hook のリクエスト数制限
(これは新機能ではありません)
hook の POST が短時間に集中してアプリが落ちるケースが出てしまっていたので、リクエスト数に制限を設けさせていただきました。
- hook ごとに秒間2リクエストをリアルタイムに処理
- それを超えた分は10リクエストまでキューイングして順次処理
- それでも溢れてしまった分は 503 (Service Temporary Unavailable)
現状は目安として ab -c 10 -n 50
でエラーにならず、-c 50 -n 50
で20個捨てられる程度の制限です。しばらく様子を見つつ調整していきますが、もしお困りのことがありましたらお知らせください。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
その他の変更点
- organization のルーム一覧でずらっと名前が並んでいるだけだとどれに入っていいものかよくわからないので、今 join している人のアイコンを出してみました
- iOS でサイドバー開閉ボタンの反応が悪いのを直しました (代わりに少しモッサリしてしまいました)
- iOS 7 の Mobile Safari で Add to Home Screen するとステータスバー (時計がいる領域) が消えてしまっていたので、表示するようにしました
「正式リリース」について
今回のリリースをもって Idobata を正式版とします。変化は次の2点です:
- ロゴから BETA の文字が消えます
- 弊社のサイトからリンクが張られます
要は今まで通りお使いいただけます、ということです。なぜこれが「正式リリース」かというと、当初思い描いていた「人とプログラム (bot) の協業」がまがりなりにも実現できたというのが一点、もうひとつは会社として引き続き Idobata にコミットしていくという意思表明としてです。
予定していた課金については、少なくともしばらくはやらないことにしました。Idobata を最初にお披露目してから5ヶ月が過ぎ、この間控え目に言って予想以上の反応をいただきました。課金をすればいくばくかの収入にはなるはずですが、それと引き換えに失うものもまた多くあります。Idobata を「よい」と思ってくれているユーザとの関係を「サービスを提供する側とお客様」の関係とすることが本当に適切なのかどうか、まだもう少し考えないといけないと判断しました。
ベータ期間中、海のものとも山のものとも付かないこのプロダクトをお試しいただいた皆さまに感謝します。今後の Idobata にも是非ご期待ください!